怪獣 VS 人間の心理戦!怪獣大国日本が世界に送るボードゲーム『レヴィアス』

今回は、破壊の限りを尽くす怪獣レヴィアスと、それを食い止めようとする人間の、二つの視点を楽しめる、新感覚のボードゲームレヴィアス(LEVIATH)をご紹介します。

『レヴィアス』の魅力は、細かく作りこまれた世界観の中で繰り広げる怪獣vs人間の心理戦です。プレイ回数を重ねる程により没頭していくタイプのゲームです。

どんなゲーム?

簡単にまとめると、、、

  • 怪獣『レヴィアス』vs 人間(1~4人)の対戦型ゲーム
  • プレーヤーは最初に『レヴィアス』(1人)、人間(1~4人)に分かれる。
  • ゲームが進むにつれて『レヴィアス』が進化していく
  • 『レヴィアス』は人間の基地を破壊し尽くすか、逃げ切れたら勝利
  • 人間は『レヴィアス』を見つけ出し捕獲したら勝利

『レヴィアス』vs人間の心理戦を勝ち抜いた方が、より勝利に一歩近づきます。

レヴィアスの魅力

本作は前作『ボルカルス』に続く『Kaiju on the Earth』シリーズの二作目です。東京を破壊し尽くす『ボルカルス』を回避してから約1年が経った2020年、沖縄本島近海に新たな怪獣『レヴィアス』が出現しました。

『レヴィアス』の魅力は、何といっても作りこまれた世界観の中で繰り広げる怪獣vs人間の心理戦です。

怪獣役・人間役どちらを選んでも違う楽しさを味わうことができます。また、2人でプレイしても充分楽しめるゲームというところも魅力の1つだと思います。大勢で集う事が難しくなってきた昨今にぴったりのゲームではないでしょうか。

【魅力その1】プレイヤー達を飲み込む、作りこまれた世界観

まず、見てください。このパッケージ!!かっこよくないですか?商品の顔ってやっぱり大事ですよね。お目当ての商品がなくてお店をうろうろ、、、、なんて時やっぱり最初に目を引かれるのは印象的なパッケージです。個人的に『Kaiju on the Earth』シリーズのパッケージはかっこよくて好きです( *´艸`)

人の知性は神秘の海竜を超えるのか?』このキャッチコピーが素敵!!!

『レヴィアス』の説明書では、なんと冒頭6ページ(全23ページ)に渡り地球上に海竜が出現してから現在に至るまでの経緯や、『レヴィアス』を攻撃するための作戦などの設定が記載されています。(こうやって世界観に引き込んでいくのね、ふむふむ)

レヴィアス

、、、ハッハッハ。愚鈍な人間どもよ、この俺様と戦うなど100万年早いんだ。

おくぴー

く、、くそっ。『レヴィアス』はどこにいるんだ~~~!!

レヴィアス

甘いな!俺様のほうが一枚上手だぜ。ハッハッハ。

『レヴィアス』役になるとついつい「愚鈍な人間ども・・・」とか言いたくなってしまうんですよ。不思議ですね、私だけでしょうか?

箱の中を見ると、『レヴィアス』の世界観にマッチしたコンポーネントに出会うことができます。

箱自体は、結構コンパクトな印象ですが、中には色々入っていました。ちなみに、これが全部じゃないのです。ここで注目して頂きたいのが、覚醒能力カード。

そう!!!ボルカルス地震と書いてあるんです。

つまり、前作の怪獣を連想させる仕掛けもあるということです。これ、シリーズ作品の強みですねぇ。前作に惚れて『レヴィアス』の購入を決めた我々にとってはたまりません(/ω\)

それから、これ!!!このカード!

ご存じの方もいるでしょう。これは、前作ボルカルスのカードです。正真正銘、ボルカルスをプレイする際使うことができるものです。これは、嬉しい。嬉しすぎる!さすがに、皆様が購入したときのお楽しみなのでお見せすることはできません。。。

【魅力その2】レヴィアスはどこにいる?怪獣の心を読む心理戦

『レヴィアス』の醍醐味は、これです、これ!!心理戦(; ・`д・´) 心理戦の様子を伝えるのは、ブログ初心者の私にとって非常に難しいのですが、、、頑張ります!

これが、『レヴィアス』のマップボードです。簡潔にいうと、

  • 〈人間側の目的〉レヴィアスを見つけ出し、捕獲すること
  • 〈レヴィアスの目的〉人間を攻撃し、領地を破壊する・逃げ切ること

『レヴィアス』の移動できる範囲は、赤線内の1~32の各番号が振られたマスです。(※実際は白線だよ~!)ここで注目すべきポイントは、ルール上、人間側には『レヴィアス』がどこに潜伏しているか正確には分からないというところです。

人間側の目的を達成するためには、まず『レヴィアス』がどこにいるのかを予測しなければなりません。

さて、どうするか、、、?予想する方法は、大きく2つ。

  • 『レヴィアス』の行った攻撃から予想
  • 人間側の手札を使って予想

例えば、『レヴィアス』は人間に対して津波攻撃っていうのができちゃうんです!!(゚Д゚;)

ただ、ルール上『レヴィアス』がAの場所に津波攻撃をしたい場合、、、上の図の中の赤い範囲、もしくは青い範囲にいることが必要条件になります。そう!!!賢い皆さんならもうお分かりでしょう~!『レヴィアス』が攻撃するためには人間側に自分の位置を知られるかもしれないというリスクを背負うというわけですよ!

ざっくりした説明ですが、人間側が『レヴィアス』がどこにいるか、あてずっぽうに探すわけではなく、ヒントも沢山あるってことが、伝えたいのです。他にもヒントはあるから、とにかく探そう!!(←雑です、性格が出ますね^^;)

人間は、『レヴィアス』を追い詰めるために、超音波機雷タイルをマスに置いていきます。(アクションカードで超音波機雷を置くカードが出なければ使えない・・・)

※『レヴィアス』のマスコットは、人間が今『レヴィアス』がどこにいるかを予想して置くものです。『レヴィアス』の場所を示すものではありません。

おくぴー

さっきAのマスに津波攻撃をしたってことは、『レヴィアス』はマス9にいるんじゃない?

マス9にいるとすると・・・黄色い矢印の方向に逃げられないよう、マス17を超音波機雷でふさぎましょうよ!

いやいや、マス9と決めつけるのはまだ早い!
もしかすると、マス22・30・31にいるかもしれないぞ。安易に超音波機雷を置くのはリスクが高い。。。

レヴィアス

(あっぶね~・・・実は、マス11にいるんだ。ここは、超音波機雷で閉じ込められる前に次のターンで広い場所に逃げるとするか・・・)

じゃあ、別のカードを使って、『レヴィアス』の場所を絞り込む?

レヴィアス

(おいおい!!それは、まずいぞ。。落ち着け、、まだ逃げ道はふさがれていない。)

このように、人間側は様々な手段を駆使し、じわじわと『レヴィアス』を追い詰めるのです。大胆に予想することも大事ですが、予想が外れると後から取り返しがつかないことになるかも・・・・。慎重な人が人間側にいてほしいですね( *´艸`)

【魅力その3】潜伏?攻撃?移動?人間VS怪獣の駆け引き

人間側の方が楽しいと思ってきたそこのあなた、、、お待たせしました!『レヴィアス』にはまだまだ沢山出来ることがありますよ!

自分一人が『レヴィアス』の正確な位置を把握し、人間たちが焦ったり、悩んだりする様子をニヤニヤしながら見守る、、、そんな役を一度は経験してみたくはないでしょうか?

  • 〈攻撃〉津波攻撃・船の捕食→勝利に一歩近づくが、居場所がばれる
  • 〈移動〉0~3マス移動する→その場から動き、攪乱できるがエネルギーを消費する
  • 〈潜伏〉その場に留まる→居場所はばれず、エネルギーも溜まるが、人間に時間を与えてしまう
レヴィアス

(くそっ! そろそろ<攻撃>したいが、攻撃してしまうと位置がばれてしまう、、、

レヴィアス

(移動するか? だけど移動するとエネルギーがなくなってしまう

レヴィアス

(潜伏してエネルギーを貯めるか? しかしここにいることはほとんどばれてしまっているしな、、、それにそろそろ攻撃しないと追い詰められてしまう

(ここは移動してあいつらを攪乱しよう)
よし、レヴィアスは移動する!!

なにっ! 今度はどこに潜んでるんだ‼

そうそう、、、相談する仲間がいないのは孤独でもあるけれど、自分がゲームのカギを握っているって一番おいしい役かもしれません。

【魅力その4】初心者にも理解しやすいルール

『レヴィアス』には、【人間側を強化する】もしくは【怪獣側を強化する】といった選択ルールが存在します。

これは、嬉しい~!特に私のようにゲーム苦手な人間にとっては。。。( *´艸`)
ボードゲームは好きだけれど、決して得意とは言えないので、ハンデがあるなら遠慮なく使います!

初心者と経験者が一緒にプレイする場合であっても、このルールのおかげで多少平等になるかな?(解釈は人それぞれですが、、、)

1作目のボルカルスと比較すると、ルールも多少簡単になってることに加え、コンポーネントも少ないので準備片付けがだいぶ楽です!さっと出してきて、遊べるところがいいですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。今年(2020年)、沖縄近海に出現する怪獣『レヴィアス』。

心理戦を楽しみたい方には、とてもおすすめする作品です。人間役と『レヴィアス』役を交代でどちらもプレイしてみることを強くお勧めします。

さあ、『レヴィアス』に立ち向かう心構えはできたでしょうか?『Kaiju on the Earth』シリーズ、次作はどんな怪獣が現れるのかも注目していきたいと思います。

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